今回ご紹介するのは、日本の中でも珍しい「尾曲がり猫」が多く生息する長崎についてです。
ほぼ全ての野良猫の尻尾が曲がっていると言っても過言ではありません。
長崎ってどんな場所?
長崎はオランダの文化が残る風情ある街並みで、毎年2月頃に行われる中華街のランタン祭りは地元の人も観光客も集まる人気のイベントです。
お土産としてはカステラが人気で食べたことある方も多いのではないでしょうか。
他にも長崎ちゃんぽんやトルコライスなどが有名で、長崎は東洋と西洋の文化が混じった港町です。
猫スポットの魅力は?
町中どこにでも猫が居る
特に、中華街や思案橋、住吉などの飲食店街に多く猫が生息しています。
なぜ猫が多く住んでいるのかというと、江戸時代のオランダ船に乗っていた猫が繁殖をしたためと言われています。
江戸時代は長崎の出島はオランダとの貿易拠点として栄えており、ジャカルタからの輸入品と共にそれらをネズミから守るために猫が乗船していました。
「俺たちが船の荷物を守ってやってるんだニャン。」
その猫たちが長崎で下船し繁殖したのではないかと考えられています。
幸福を呼ぶカギ尻尾の猫が多い
長崎には尻尾の先が曲がった猫がほとんどです。まっすぐ生えているようでも必ず曲がっています。
私が飼っていた歴代の猫7匹全てカギ尻尾(尾曲がり猫)でした。
このカギ尻尾の猫のルーツはインドネシアにあるのではないかと考えられています。
インドネシアに近いマラッカ海峡付近にはカギ尻尾が多く住んでおり、その猫たちがオランダ船に乗せられていたのではないかという説が有力です。
ちなみにこのカギ尻尾の猫は尾が曲がっていることから「猫又(尻尾が二つに分かれている人を食らう妖怪)」にならないとされており、江戸では大変可愛がられていたようです。
長崎の野良猫を見る機会があったら、尻尾をみてください。
まっすぐ生えているようでも必ず曲がっています!
長崎出身の私から言わせれば、普通の猫は尻尾が曲がっているもので、まっすぐの猫は外来種だ!というイメージです。まっすぐの尻尾の猫を長崎で見たことがありません。
三毛猫の尻尾が短いのはニャンコ先生みたいでとても可愛いですよ。
このポーズ、存分にモフってよろしいのでしょうか。
以上が長崎につてのご紹介になります。
最後に
長崎ではうさぎの尻尾のようなカギ尻尾、真ん中から折れてるカギ尻尾、先っぽだけちょこんと折れているカギ尻尾…など様々なカギ尻尾を持った猫ちゃんたちに会えるはずですよ。
是非訪れてみてくださいね。